百人浜の駐車場から国道の反対側には、塔が立っているのが見えます。
百人浜の展望台です。
この展望台に上れば、植樹の様子などもわかるということですが、
筆者は先を急いでいたので、確認していません。
何度も書いていますが、このあたりは、ものすごい風の吹くところです。
そのため、1度木を伐採してしまうと、強風で腐葉土が飛ばされてしまい、
草さえも生えないえりも砂漠に変わってしまったのです。
そのため、海に土砂が流れ込んで、昆布なども壊滅的にダメージを受けました。
植樹しても、強風のために根付かず、植生の回復には困難が伴いました。
そのため、草のタネをまいた上から、打ち寄せられた海藻をかぶせて、飛ばされるのを防いだのです。
それでやっと、草が根付くようになり、木を植えられる環境になってきました。
現在もクロマツなどを植樹して、育てている状況です。
展望台からは、クロマツが育っている様子が見られることでしょう。
道路脇の緑も、このようにして復活してきたものなのです。
緑の大切さを感じてほしいところです。
２００５．８／１２ 取材