庶野から広尾にかけての海岸線の道路は、黄金道路といわれます。
別に黄金がとれるわけではありません。
この呼び名は、道路を通すために、黄金を敷き詰めたくらいお金がかかったということから来ています。
日高山脈が海に落ち込んでいくその際を通るのですから、断崖絶壁だらけなわけです。
いまでは、長いトンネルだらけで、当時の苦労を感じずにスイスイと通行できますが、
この道路が通る前は、大変な難所だったのだと思います。
トンネルが通るのはいいのですが、
その分、せっかく日高山脈が張り出しているところを見ることができなくなってきています。
地学屋さんにはさびしい状況ですね。
２００５．８／１２ 取材