白神岬からのヒヨドリの渡り

１０月下旬から１１月頃にかけて、白神岬からヒヨドリの群れが津軽海峡を越えて、青森へと渡っていきます。
その様子は、本当に感動します。是非一度見に行って下さい。

渡るには、条件があります。天気、特に風の具合です。天気がよくても風が強すぎると渡ってくれません。
天気予報とにらめっこして、おだやかな日になりそうなら、白神岬まで出かけてみましょう。
ただ、岬なので、年がら年中風は強いですし、天気の予測が難しいところです。

渡るのは、日の出から３時間くらいまでの間のようです。
筆者が出かけた時は、

日の出が６時。風が強いせいか動きが鈍い。
７時３０分頃から風が弱まり、群れが動き出す。
８時～９時頃　次々に群れが飛び立つ。
９時頃になると、一段落したように静かになったので、観察終了。

と言う具合でした。いつもこうだとは限りませんので、是非ご自分の目で観察してみてください。
見学場所は、白神岬展望広場でＯＫです。大体ここのあたりから飛び立つようです。

ヒヨドリをねらって、ハヤブサが飛んでいます。

山肌に沿うようにして、ヒヨドリが移動していきます。
そして、展望広場付近の山肌に集結します。

海に出たヒヨドリは、突然急降下して、海面スレスレを飛びます。

波しぶきのすぐそばです。波にのまれる個体もいるのではないでしょうか。

なぜこんなにも海面スレスレを飛ぶのでしょうか。
ハヤブサの襲撃を避けるためだと言われています。
たしかにハヤブサには襲われにくいでしょうが、波にのまれる危険もあると思います。
ハヤブサに襲われても犠牲は１羽でしょうが、波にのまれたら１羽ですむのでしょうか。
ちょっと心配になってしまいます。

ＹＯＵＴＵＢＥに動画をあげています。

２０１１．１１／３０　取材　（空振り）
２０１４．１０／２６　取材