森町鷲ノ木榎本軍上陸地

榎本軍鷲ノ木上陸地

大政奉還後、旧幕府軍は、北海道に新天地を求めて渡ってきました。
その時、政府は蝦夷地をおさめていましたが、敗戦に次ぐ敗戦で、五稜郭を捨てて逃げました。
旧幕府軍は、無人となった五稜郭に入り、蝦夷地を支配下におさめます。
その後、再び政府軍が攻勢に転じて、旧幕府軍は破れてしまいました。
これが箱館戦争の概要です。

ここ、鷲ノ木の上陸の地は、まさに箱館戦争の始まるきっかけとなる場所になります。
榎本武揚率いる旧幕府軍３０００人と、最新の戦艦８隻が北海道に上陸したところなのです。
旧幕府軍は、ここから箱館の五稜郭を目指して進むことになります。

行き方　その1

鷲ノ木のトンネル手前に稲荷神社があり、その隣が鷲ノ木史跡公園となっていて、駐車場が整備されています。
詰めれば10台近くの車は置けそうです。車はそこに止めて、あとは歩きます。

「国土地理院タイル」（https://maps.gsi.go.jp/development/ichiran.html）を改変

国道沿いにこのような看板が出ていますが、入る道は大変狭く、ここ入ってもいいの？という感じの道です。
おまけに前は神社です。

この稲荷神社の右側が公園になっていますので、この道を進んでください。
鳥居の下をくぐった人は、ちゃんと神社にもお参りしてくださいね。

入っていくと、会館があり、駐車場もあります。車はここに置きましょう。

結構広い駐車場です。

ここから、階段を降りて下に向かいます。

降りたら左へ進み、この民家の間を進みます。

ＪＲの鉄橋の下を抜けると、上陸地点に出ます。

行き方　その2

歩くのが難しい人や嫌な人は、次の道を進みましょう。

国道５号線を函館方面から八雲方向に進みます。
森市街地を抜けて、最初のトンネルになる湯の崎トンネルの少し手前に、
左に１５０度くらいのかなりきつい角度になる脇道がありますから、そこに入ります。

プリウスの止まっているところをUターンするように曲がります。

角度が急なので、十分減速して曲がってください。
道は舗装されているものの狭いので安全運転をお願いします。

道はずっと下り坂で海岸に下がっていきます。国道の下をくぐり抜けて、
さらにＪＲの鉄橋をくぐり抜けて海岸まで出ます。

そこが上陸の地です。

２０２２－０６－１６　改訂
２０２２－０６－１１　取材
２０２２－０５－２３　作成
２０１４－０７－２７　取材
２０１１－１１－０３　取材