森町鷲の木遺跡

鷲ノ木遺跡

鷲ノ木遺跡は、高速道路の工事で見つかった遺跡です。
北海道最大級の大きな３重のストーンサークルで、価値が高いことから、
高速道路は地下をトンネルで通すことにして、遺跡を保護しました。

高速道路を通ると、鷲ノ木トンネルがあって、ああ、ここかと思うのですが、
実物を見に行くのは道が整備されていないこともあり、なかなかハードルが高いです。
また、ストーンサークルは、普段は非公開ですから、
頑張って見に行っても、柵がされていて見られません。
たまに鷲ノ木遺跡の公開日がありますから、それに申し込んで見に行くことをすすめます。

行き方

道は整備されておらず、林道です。あまりお勧めできません。
途中、舗装もされていますが、道幅は狭く、車１台分の幅しかありません。

それでもどうしても行きたい場合は、函館から国道５号線を八雲方向へ進み、
森の市街地を通り過ぎてからの最初のトンネル、湯の崎トンネルのすぐ手前の道を左折します。
トンネルに入ってしまったら、出てからUターンして戻ってください。

本当にトンネルのすぐ手前です。

道は林道で、最初の分かれ道は左折、ここは案内板があります。

この後は案内板はありませんので、そのつもりで進んでください。
高速道路の手前で右折して、高速道路の下を通り、更に右折します。
それから山を登ってまた右折で、到着です。
この最後の坂道が結構急勾配の砂利道で、タイヤで削られて、かなりのそろばん道路になっています。

「国土地理院タイル」（https://maps.gsi.go.jp/development/ichiran.html）を改変

到着しても、このように厳重に柵がされています。
昔はこの先まで入れたのですが、今はここまでで、何も見ることができません。

下るときは、最初の坂道に厳重注意です。
そろばん道路になっているので、車がはねて、グリップを失います。
そのため、スピードを出すとスリップ事故につながりかねません。
くれぐれもスピードを出さないように、慎重に降りてください。

十分貴重な遺跡で、高速道路から保護もされているのですが、
ユニセフの方からすると、不十分にうつったのでしょうか。
世界遺産そのものからは外されてしまいました。
関連遺跡として扱われています。

昔は入れたところの写真を残しておきます。

下は本当に高速道路なのです。

苦労してたどり着いても、これではどうしようもないですね。
出土品や、様子を知りたい方は、遺跡発掘調査事務所を訪ねましょう。

2022年のニュースによると、いよいよ一般公開へ向けて動き出すようです。
早く気軽に行けて、じっくりと観察できるようになるといいですね。

関連項目

森町　森町遺跡発掘調査事務所

２０２２－０８－２７　改訂
２０２２－０５－２２　作成
２０２２－０６－１６　取材
２０１４－０７－２７　取材