上磯ダム下の川辺には、富川層が露出しています。
ここは、生痕化石が大変みごとで、貝化石も採集できます。
ただし、川の水量が多く、流れも速く、川岸は函と呼ばれる崖になっていますので、
万一川に落ちたら助かりません。大変危険な場所です。
川岸も、湿っていて、ぬるぬると滑ります。十分な注意が必要です。
絶対に小さな子ども連れで訪れてはいけません。
行き方
上磯ダムに向かいます。
上磯ダムへの入り口については、清川口の竹内商店の向かいです。
（上磯ダム公園のページを参照のこと。）
入り口から約２．６㎞で、送電線の下に出ます。
道の左側に、車を置けるスペースがあります。
送電線の下は、草が刈られて、道ができています。
この道を川に向かって下っていきます。
下っていくと、前方に川が見えてきます。
ドウドウとすごい音がしています。
川にぶつかったら、下流に向かって、数十メートル進みます。
足下に注意しましょう。
このような堰のところに出てきます。
ここがポイントです。
すごい水量です。落ちたら上がるところがありません。
絶対に助かりません。場所としては大変怖いところです。
足元を見ると、生痕、生痕、生痕・・・・。
丸い模様すべてがゴカイなどの巣穴の化石です。
足下がヌルヌルして、川に落ちそうになります。気をつけましょう。
貝の化石も入っていますが、あまり保存状態はよくありません。
垂直になったところをよく見ると、
つららのような形をしたものがたくさん入っているのがわかります。
これが巣穴化石を横から見た形です。
帰りは、また坂を登らなくてはなりません。
頑張りましょう。
関連項目
上磯町 富川層基底（流渓川） 生痕化石