ポイント１
覆道の横の階段から海岸へ下りることが出来ます。
うねうねと曲がりくねったような岩がたくさんあります。
この岩は、上と下で違うものが接しています。
上は黒っぽいチャート、下は変質していますが玄武岩です。
どちらも非常に硬く、ものすごく古いものであることがわかります。
境目は、ほぼ平らになっています。
玄武岩は、元々は溶岩ですから、熱いまま接したとすると、チャートが焼かれて変質するものですが、
ここではそういう様子は見られません。
こちらは、黒っぽい粘板岩と、玄武岩の接している様子です。
チャートの地層とは違って、入り組んでぐちゃぐちゃしています。
しかし、やはり焼かれた様子はありません。
これらの地層は、非常に古い地層で、松前層群と呼ばれています。
道南の地層で一番下にあり、土台を作っている地層です。
年代は約２億年前と考えられています。
海底の海溝近くへ、海山が移動してきて、海溝へ沈む時に、付加体というごちゃごちゃした地層を作ると考えられています。