二股石灰華ドーム

二股らぢうむ温泉にある石灰華ドームは、古くから有名です。
一見の価値はあります。

行き方
長万部から、国道５号線をニセコ方向へ進みます。
双葉の集落を越え、二股川に架かる橋を渡ってすぐに、左折する道があり、
二股らぢうむ温泉の看板がでていますので、間違うことはないでしょう。
左折して約７．５㎞進むと、さらに左折する道がありますので、そちらへ進むと二股らぢうむ温泉です。
道はほぼ２車線のよい道路なのですが、一部林道を舗装した程度の細い道になっています。
十分気をつけて進んでください。

二股らぢうむ温泉です。
ここは、湯治客用の温泉ホテルで、普通の温泉ホテルを想像して行ってはいけません。
食事なども、健康のためにカロリーをおさえた料理で、普通の温泉ホテルのような豪華な食事を期待してはなりません。
あくまでも、健康を回復するための場所とわきまえましょう。
１泊だとけっこう割高な印象を受けますが、連泊していくと１日６５００円まで値段が下がります。

日帰り入浴は１０００円です。
女性専用風呂はきちんとありますが、男性専用の風呂はありません。
女性はその気になれば、すべてのお風呂にはいることができます。
女性が大浴場に行くには、男性更衣室のへりを通る必要があります。
女性は水着をつければＯＫですが、ちょっと度胸と割り切りが必要です。
男性は、女性が入ってきても、驚かない度量が必要です。
１０メートルほどの温泉プールもありますが、泳ぐというよりはリハビリのために歩くためのプールと考えた方がいいようです。

温泉は飲用できるとのことですが、かなりの味がします。覚悟して味わいましょう。
また、ドラゴンウォーター（天然の炭酸水）も、温泉内で飲むことができます。これも、覚悟して飲んでみましょう。

TEL/01377-2-4383　北海道山越群長万部町字大峰32
1泊2食8,550円～
部屋数/全57室
IN/14:00　OUT/10:00

ホテル周辺には、キタキツネがうろついています。
野生動物にエサをやってはいけないのですが、結構やっている人が多いようです。

駐車場から左手へ進み、ホテルの裏側へまわると、石灰華ドームが見えてきます。

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温泉は、炭酸水素カルシウムを不飽和に含んでおり、湧出した時の圧力低下で、二酸化炭素を放出して炭酸カルシウムに変わります。炭酸カルシウムは、水に溶けにくい物質のために析出し、石灰として固結していくのです。
ドームの構成鉱物は、方解石やアラレ石になります。わずかに鉄分を含むために、ドームの色は茶色くなっています。

ドームの近くまで行くと、鍾乳洞の中を見ているような気分になります。また、どこか別の惑星に来ているような気もします。
このドームは、アメリカのイエローストーン公園と並んで世界的に知られ、１９６５年に北海道天然記念物に指定されました。