美利河より道道９９９号線をさらに進み、道路の切れるところに奥美利河温泉があります。
ここは今金町の秘湯。
山奥なので、オープン期間は、ゴールデンウィークころから１０月いっぱいまでです。
泉質は食塩泉。温度は３８°。はっきり言って、ぬるい。
涼しい時期には、一度入ると、もう出られなくなります。
ぬるいので、入りすぎて湯あたりを起こすということもありません。
昔、大学生がお湯の中で夜を明かしたのを知っています。
ふわふわして気持ちいいかというと、体が固定されないので熟睡できないということでした。
おぼれる危険性もあるので、お勧めはしません。
また、夜中に露天風呂に入っていると、頭上をコウモリが音もなく通り過ぎていきます。羽音もたてずに飛びかう様子は、感動的ですらあります。（気持ち悪いと感じる人もいるようですが・・・）
夜中の露天風呂につかり、星を眺めるというのも素敵です。湯気がちょっとじゃまくさいこともありますが、極楽気分を味わえます。
風呂は、男女別の内風呂と、男女混浴の露天風呂があります。
女性は水着をつけている人もいるようですが、
男性はタオル１本で行くことが多く、逆に男性が恥ずかしがっているようです。
風呂には脱衣所はありますが、水道などの施設はありません。
行き方
長万部側から美利河峠を下り、すぐ右折します。こちらは美利河の町中を通る道です。
数百メートル進むと、美利河小学校が見えてきます。
学校の前のＴ字路を右折します。
そのまま道なりに、約９㎞進むと、駐車場に着きます。道はここでおしまいです。
道路は、細いながらも、全線舗装されています。
車の対向が難しいところもありますので、スピードを落として、お互いに譲り合い、安全運転を心がけてください。
宿泊
奥美利河温泉山の家があります。
ログハウスづくりの野趣あふれる宿です。
電気は自家発電です。
俗世間から離れて、自然の中に抱かれた宿です。
宿泊の申し込みは、クアプラザピリカで一括して受け付けています。
奥美利河温泉 山の家
１泊２食 大人５，３００円～、小学生４，５５０円 （税別）
休憩室有り
●日帰り入浴 大人３００円・小学生以下１５０円
●効 能 リウマチ性疾患・神経痛など
／禁忌～急性疾患・悪性腫瘍
●泉 質 食塩泉（緩和性等張微温泉）
橋を渡り、散策コースもあります。でも、一人で歩くのはちょっと怖いかも。
熊さん、出てこないでくださいねと、祈りながら歩きましょう。
バーベキューコーナーもあります。
小川で水遊びもできます。