泊川の石灰岩

泊川沿いに山へ入り、宮内温泉の前の交差点を過ぎてまもなく、採石場の跡がありますが、
ここは危険なのでスルーします。

採石場跡

目的地はもう少しだけ上流です。
ゲートを過ぎ、左手の崖に金網が張ってあるところがポイントです。

崖の色は、灰色です。石灰岩です。

金網が張ってあるので、なかなか石灰岩を取ることができませんが、金網の下から落ちたものが拾えます。

何か入っているようなのですが、定かではありません。
「道南の自然を歩く」では、１㎝ほどの不定形の石灰藻の化石が入っているとあります。
もしかすると、それかもしれません。

この石灰岩は、約２億年前のもので、道南では最も古い時代のものです。

また、この崖の左側には、急な水路がありますが、そこはもう岩質が粘板岩などに変わっています。

また、この崖の右手の方に回り込んでみると、
ブッシュの中に大きな岩体が転がっています。
ここに行けば、金網に邪魔されずに、じっくりと石灰岩を見ることができます。

２００６．１０／８取材（大嵐の日）