香雪園で見られる鳥 オオコノハズクのひな


2020年6月、オオコノハズクのひなが香雪園にいるという話を聞きました。
しかし、もういないのだろうと、勝手に判断して、すぐに見に行きませんでした。
その後また、ひながいるよと教えられて、さらにまだいるよと言われて、あわてて香雪園へ向かいました。

なんでも、はじめの頃はカメラマンが殺到して通路をふさいでしまい、一般の利用者から苦情が出るほどだったのだとか。
筆者が出かけたのはそういう騒動が一段落した頃でした。それでもまだ10人くらいのカメラマンが、アカゲラの子育てと、オオコノハズクのひなの写真を撮っていました。

行ってみると、カメラマンが林の中にレンズを向けているので、一生懸命そちらを見るのですが、全くわかりません。
近くのカメラマンさんに教えてもらって、やっと4羽のひなを見つけることができました。
枝の隙間からやっとのことで見えるようなところに止まっているものなのです。

それからできるだけ香雪園に通うようにして、写真に収めていました。
ひなは毎日いる場所が変わっていました。毎朝4時位から来てひなを探すカメラマンもいたようです。
筆者などは自力でひなを探せなかったので、他のカメラマンに助けてもらったのは感謝しかありません。

ある時などは、かなり大きくなって飛ぶ練習を始めたひなが、目の前の木の枝に降りてきたことがありました。
毎日、朝から晩までカメラマンに囲まれてレンズを向けられて育っていたので、別に人間を怖がるふうでもありませんでした。
来てくれてありがとうーと、シャッターを切りました。



結局、7月に入ると、ひなはどこかへ旅立ったようです。
いなくなってしまって、ひなロスのカメラマンがいっぱいいました。

2021年は来てくれませんでした。毎年同じところ(香雪園)で子育てするというわけでもないようです。



2022-02-28 作成


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