亀ヶ岡石器時代遺跡

遮光器土偶しゃこちゃんで、とても有名な遺跡です。
しかし、ここの遺跡は縄文時代で、それもかなり終わり頃に近い、縄文時代晩期の新しい遺跡です。
それなのに石器時代遺跡とは何事？
たぶんですが、ここの遺跡は江戸時代の頃から有名で、かなりの出土品が散逸したとのことですから、
まだ詳しいことのわからない頃に、石器時代遺跡と命名されてしまったものと思われます。
なんだか混乱させる名前です。直すことはできないのでしょうかね？？

行き方

つがる市街地から北へ向かい、県道12号線を北上します。
大溜池をすぎて少し行くと、左手に縄文遺跡案内所の駐車場がありますので、車はそこに止めます。
遺跡はすぐとなりです。

駐車場の隣には、しゃこちゃん石像が立っています、

この石像の後ろの低湿地から出土したようです。
もう、亀ヶ岡といったら、このしゃこちゃんですね。

このあたり、公園としても整備されたようで、トイレなども立派なものができています。駐車場もちょっとだけあります。

遺跡そのものは、大体が埋め戻されていて、草むらの中に説明板が立っているというパターンです。
ただ、実物大のパネルになっているものもあって、より実物に近づけようとする努力は感じます。

遺跡を見えるように野ざらしにすると、あっという間に雨風にやられて失われてしまうので、埋め戻すことは必要なのでしょうが、
見学に来たときに草むらにパネルというのは、ちょっと寂しいものです。

木造駅

２０２３－０６－０９　作成
２０２３－０５－１６　取材